「安倍政権が歴代1位になった」の感想を備忘録として

日経新聞の社説の見出しは「長期政権に恥じない改革の総仕上げを」ということで、企業収益の改善、雇用の改善、国際社会での地位向上をたたえると同時に、財政健全化、生産性の向上、社会保障制度改革の遅れを指摘している。全体を振り返る文章として対した感想も思い浮かばないほどに「その通りだなぁ」という内容だ。日経の社説はそういうのが多いイメージではあるが、やはり「そうだね」程度の薄い共感しかない。むしろ何か欠けている。

 

おそらくそれは「憲法改正」に一言も触れられていないことだろう。ここ数年衆参ともに選挙の争点になっているし、外交、安全保障戦略にも大きく関わるはずだし、令和を迎えたばかりで議論も活発になりつつある皇族の今後のありようについてにも関わることなのに。
行政と立法の役割の違い、ということなんだろうと思うけど、政治をリードする立場に変わらず、憲法は政治がつくらなきゃいけないものだから、分ける必要もない。
(安倍さん自身が自分を立法府の長と間違いを繰り返すのは少し残念だけど)

 

「法」とは何かを語りだすとやや面倒だけど、社会とその構成員にとっての規範、義務や権利の規定だとして、憲法は国を覆う根幹みたいなもんだと思う。安全保障も社会保障も財政も働き方改革も含めて、憲法の向きと一致させなきゃいけない。それに議論の余地がある以上はそちらを優先してしかるべきかと。安倍さん自身も選挙のたびに争点にしていますからね。

 

任期は残り2年弱、与野党巻き込んでこの話題がすすんでいくのがよいのではないかと思う次第。

 

 

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今日は肺気胸入院1週間目。肺を膨らますための管を体から抜いた日。

穴をふさぐために縫い付けたところの麻酔が切れて痛い。